こんにちは。ご覧いただきましてありがとうございます。
まごころキッチンの薬膳師、のんちゃんです。2/3は立春。寒いのに暦は春ですよ。
50代大人女性にとって、冷えは体調管理の大敵。
でも、薬膳の知恵を取り入れるだけで春の元気が違ってきます。体に優しい暮らし方をご紹介します
冬から春にかけて出やすい 冷え、お肌のトラブル
まだ寒いけれど、自然界は「そろそろ春だよ~」と動き出しています。でも、人間の体は「え?まだ冬モードなんだけど…」とついていけないことも。寒暖差に振り回され、疲れやすくなったりします。
こんな症状ありませんか?
- 「肌トラブル」
「え、なんで?シワ増えたし。目元や口回りにタルミが。えー、赤いポツポツ。なんか痒みがあるし」って思うことありません?まるで皮膚全体がソワソワしてきた感じがある方いませんか? - 「冷え」
「足先がまだ氷みたいに冷たい!温めてもすぐ冷える」全然あったまらない…。

ところで立春って何?
立春(りっしゅん)は、2025年は2月2日。名前の通り「春が始まる日」という意味です。
まだ寒い日が続いていますが、自然界は少しずつ春に向かって動き出す時期なんです。
例えば、ふとした日に「あれ、少し日が長くなったな」って思うことありませんか?
それも立春ごろから感じやすくなります。実際、昔の日本では立春が1年の始まりだと考えられていて、「節分」もその前日に行われる行事だったんです。
立春の時期に体も変化する?
面白いのは、人間の体も自然とリンクしていること。冬の間に体が冷え切っていると、春に体調を崩しやすくなるんです。例えば、春先になると急に「なんだか肌がカサカサする、ポツポツ吹き出物」「イライラソワソワする」とか感じることがあるけど、それは体が季節の変わり目に対応しようと頑張っているからなんですよ。冷えは万病のもとです。

皮膚のトラブル対策は、潤す食べ物と保湿。
中医学から、皮膚のトラブルは身体からサインが出ていると言います。
「肺」が乾燥すると皮膚にサインを出してきます。肌だけをケアするのではなく、肺もケアします。
なんか、最近空咳をしている方が多いと感じます。
乾燥に弱い肺を労わるには、白い食べ物がいいですね。前回のブログをご参考にしてくださいね。
白ごま、豆腐、白きくらげ、はちみつ、ナッツもいいです。まめに水分補給をしましょう。
一度に水分を多く摂ると、水はけが追い付かず、むくみやすくなるので注意しましょうね。
赤い吹き出物は身体の中の熱が頭の方に上昇して炎症を起こしている可能性があります。
ホルモンバランスも不安定な時にも出てきます。そんな時は、熱を下に降ろす作用がある
大根、かぶを食べましょう。乾燥しやすい時期なので、潤い補給しクールダウンする働きがある
トマト、キュウリがおすすめです。温かいハトムギ茶、菊花茶をちびちび飲むのもいいです。
乾燥は風邪を引きやすくなるので、水分補給もお忘れなく。
皮膚の老化予防には、腎をいたわる「黒い食べ物」と「潤す食べ物」
前回のブログをご参考にしてくださいね。黒ゴマ、黒きくらげ、黒豆、海藻、牡蠣などです。
年齢を重ねると体温が低くなりやすい

基礎代謝が落ち、体温が上がらない
運動不足などで熱を作る筋肉の量が減ると、体温を維持できない原因にもなります。
座りっぱなしで血流や水分代謝が悪くなることで
手足の先まで巡らずに冷たくなり浮腫みやすくなります。
女性は特に血が不足傾向。血は温かい栄養です。
身体を温めるための血(栄養)を作る消化機能も弱っていることも多いです。
便が緩く、胃もたれなどトラブルがある場合は胃腸を整えることが先決です。
更年期以降はホルモンが減少。代謝力の低下で筋肉は減り、糖や脂肪が増えるという
困った身体に傾きやすくなります。
要らないものはデトックスで追い出しましょう!
自律神経の乱れで体温が上がらない
体温調節の役目をしている自律神経が乱れると、頭が熱くても足は冷たい!という
更年期以降の症状がよくみられます。そのために手足が冷えやすくなります。
気血水の「気」が少ないとエネルギーが作れません。
元気が出ない、食べたら眠たくなる、夜更かしが多いなどの症状がある時は、
気が減っているかも。。気の補給ができる食材は以前のブログをご覧くださいね。
温める簡単薬膳料理
① 生姜やレンコンを使った温活レシピ
生姜と鶏肉のスープ
【なぜこれが効くのか?】
生姜には体を温め、血流を良くする作用があります。
レンコンは熱を入れると身体を温め、内臓を温めます。疲労、冷えに良いです。
寒い冬から立春にかけて体が冷えたままだと、手足の冷えが続いたり代謝が落ちたりして春先に疲れやすくなるんです。
鶏肉は良質なタンパク質を含み、疲れた体の回復をサポート。そこに根菜(レンコン、にんじん、大根など)を入れると、消化器も元気になり体の芯から温まります。
作り方のポイント:
冷蔵庫の余り野菜(レンコン、にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、ながいも、さといもなど)と
鶏もも肉を水から入れて、コンソメ、塩コショウでコトコト煮込むだけ。
生姜はすりおろすと辛みがしっかり出て体をポカポカにしてくれます。お好きな味に調整しましょう。
② 肌の潤いを守る黒豆茶のすすめ
【なぜこれが効くのか?】
黒豆には「補腎(ほじん)」といって、エネルギーをチャージして老化を防ぐ薬膳的な働きがあります。また、黒い食材は腎臓の働きをサポートするとも言われ、腎臓が元気になると体の水分バランスが整い、乾燥対策にもなります。香ばしい黒豆茶はホッとする味わいで、カフェインがないため夜でも安心して飲めます。
作り方のポイント:
黒豆をフライパンで軽く煎り、香りが立ったらポットに入れてお湯を注ぐだけ。煮出すとさらに濃厚な味わいに。市販の黒豆茶でも全然大丈夫です。
③ ストレス対策には「食材+軽い運動」
【なぜこれが効くのか?】
ストレスは自律神経を乱し、冷えや肌トラブルの原因に。生姜入りハーブティーを飲むことで体が温まり、リラックス効果も得られます。さらに、軽いストレッチを加えると血流が良くなり、筋肉の緊張もほぐれます。心地よい疲れが心と体を整えるスイッチになるのです。
具体的な方法:
簡単ストレッチ:
肩こりが気になる方は、椅子に座ったまま両肩を上げ下げしたり、腕を大きくぐるっと回すだけでもOK!背中や首がスーッと軽くなりますよ。YouTubeでもたくさんありますので楽しいです。
私はよくラジオ体操123をYouTubeでやってます。お気に入りはhttp://www.youtube.com/@egaodetaisou
あ、「ラジオ体操第4」をご存じですか? む、無理です。私にはできません。
生姜と黒砂糖入りハーブティー:
好きなハーブティー(例えばカモミールやルイボス)、紅茶にすりおろした生姜と黒砂糖を少し加えて飲みましょう。お腹がじんわり温まります。
まとめ
冬の過ごし方は、春の元気をつくるための大切な時期です。忙しい毎日の中でも、上記のように
少しでもできるところから先人からの知恵を取り入れることで、
体も心も若々しく、笑顔で元気な春を迎えましょう🌸
⭐ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。ご参考になれば嬉しいです。
これからも身体と心に効く情報をお届けします。
よろしくお願いいたします。