忙しい50代⭐おとな女性へ。冬の過ごし方が 春の健康を左右する理由

50才代女性 働く大人女子 心と身体のバランス 薬膳的セルフケア

こんにちは。ご覧いただきましてありがとうございます。
まごころキッチンの薬膳師、のんちゃんです。今年の冬は寒いらしいですね。
忙しい50代大人女性にとって、冷えは体調管理の大敵。
でも、薬膳の知恵を取り入れるだけで春の元気が違ってきます。体に優しい暮らし方をご紹介します

冬は体調管理が難しい季節!50代女性に多い3つの不調とは?

① 冷えと乾燥の影響

寒い冬は陰陽でいうと陰の季節。体がカチカチに冷えて、肌もカサカサで粉が吹く。
鏡を見ると、くすみ、たるみ、ほうれい線が目立つ、まるで「干からびたミカンの皮」状態!
はい。養生しないと冬は老化が早まりますよ。
寒くて身体がぎゅーっと縮こまって硬くなると、巡りが悪くなっています。
手足の冷たさは、布団に入ってもなかなか温まらないのも巡りが悪くなっています。
更年期世代の方は足が冷えてるのに頭の方は火照っていたり。ほんと困りますね。

② 足腰のだるさや痛み、疲労感の蓄積

仕事、家事、家族の世話…。50代の女性は、まさにスーパーマルチタスク戦士! でも、無理が重なると、まるでフル充電できないスマホのようにエネルギー切れになりがちです。
疲れが取れにくかったり、足腰が重だるかったりと不調が出やすくなります。

③ 気分が沈んだり、夜にトイレに行きたくなる

この時期、なんとなくイライラしたり、ちょっとしたことで気分が沈んだり…。心の天気予報が乱れがち。
寒くなるとトイレが近くなったり夜間にトイレに生きたくなったり…。

「腎」を大切に。腎を守って、春に備えよう

中国伝統医学の陰陽五行説でいうと、冬の担当は「腎」。
「腎」は、人生(腎生)の源。上記の内容は「腎」が関係深いのです。
冬は「腎」が弱りやすく、弱ると足腰に痛みが出たり、疲れが取れなくなったり、
ちょっとしたことで驚いたり、トイレが近くなったり。いろいろなサインが出てきます。
「腎」は元気エネルギーを貯めておく場所で、とーっても大事な大事な「臓」なんです。

冬は動物が冬眠する時期。余計なエネルギーを消費しないようにしっかりとため込んで冬眠します。
人間も自然界の動物のように、ほんとは余計なエネルギーを使わず蓄えるのが、春を元気に迎えるコツなんです。

冬だからって「春まで閉店ガラガラー」なんて
そんなん、忙しいのにできないわよ!と聞こえます(笑) ごもっとも!

なので、今すぐできることから始めませんか。
例えば、腰を絶対に冷やさないようカイロを使ったり、かわいい腹巻をしたり。
仕事も遊びもオーバーワークしない、
バランスよく食べる、気持ちをゆったり、早く寝ることをオススメします。若い頃は無理できたけど、
今は賢く暮らすほうを優先しましょう。

腎さんは、ギューッと硬くなった身体を軟らかくしたり、尿のトラブルを軽減したり、
元気エネルギーを蓄えて疲れをとったり、アンチエイジングに働きかけたり。
生殖機能を整えたり。とても大切な役割があるんです。なので、腎を守ることが、老化予防となり、
春を元気に迎えるための秘訣となるのです。あーもっと早く知っておきたかった。

おすすめの食材

冬は黒い食材が腎を助けます。免疫を下げないためにも。
ひじき、のり、わかめ、昆布など海藻類、(海藻類は冷えやすいので食べ過ぎ注意)。
黒米、黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、黒酢
むかご、山芋、枝豆、ブロッコリー、カリフラワー、
えごまの葉、栗、いくら、アワビ、赤貝、ウナギ、シシャモ、すっぽん、タイ、
ナマコ、ホタテ、豚肉、など

温める食材を摂りましょう(体温が下がると免疫も下がります)
エビ、クルミ、にら、生姜、黒砂糖、山椒、唐辛子、よもぎ、ラム肉、シナモン八角、
クローブ、紅茶など
緑茶は風邪予防に良いですが、熱くても身体を冷やすので、紅茶がおすすめ。
生姜と黒砂糖を入れた紅茶は簡単です。

胃腸が良くないと元気が作れないので、胃腸は常に大事にしてください。
「暴飲暴食」は消化機能の低下、下痢、エネルギーを作れないなど悪い影響が出ます。
胃腸を整えてエネルギーの素になる、米類、豆類、いも類、鶏肉、卵がおすすめです。

乾燥肌、カサツキ、たるみなどの皮膚トラブル、空咳は潤い不足と関係しています。
更年期の方は潤い不足気味なので、綺麗な潤いを身体に取り込みましょう。
なす、トマト、小松菜、アスパラガス、豆腐、ゴマ、松の実、いちご、黒豆、豚肉、
はちみつ、白きくらげ、ゆりね、ほたて、牡蠣など

巡りが悪くなって浮腫む方がいらっしゃいます。
その場合は、不要な水を出しやすくする、豆類、トウモロコシ、もやし、海藻、
キュウリ、ナス、ハトムギ茶がおすすめです。

血流が悪くて冷える方もいらっしゃいます。
黒豆、玉ねぎ、かす汁、ニラ、チンゲン菜、さば、いわし、ししゃも、カレーなどがおすすめ。

中医学では、巡りが悪くなる、滞るとその部分に痛みが生じると言われています。
季節や体調に合った食事を摂ることが若々しく元気に過ごすコツですね。
病気まではいっていない不調(未病)を治したい場合は、ご自身の体質タイプを調べて取り組むことが必要です。ご希望の方は個人相談を承ります。

春を元気に迎えるための、ちょこっと生活術

1.冷えは万病のもと!入浴で温まろう

お湯にゆっくり浸かり体の芯からリラックスしましょう。
お好みの入浴剤を使用して、「今日もおつかれさま」といたわり、自分をじっくり煮込んで癒しましょう!ヨモギ茶の茶殻をお茶パックにいれて湯船にいれると温まりますよ。
脱衣室と浴室の温度差はヒートショックの恐れがあるので、熱すぎるお湯・寒すぎる脱衣室は身体に
負担が大きいので注意です。

2.簡単なストレッチ、ウォーキング、瞑想で気血の巡りをアップ

冬は日光を浴びる時間が短いです。気分の落ち込みが増えるのも日光を浴びる時間が減ることが原因の一つと言われています。1日15分位でもいいので背中に浴びると「陽」を補給でき、精神の安定にも
おすすめです。

体を温めるには巡りが大切。体の筋肉はゴムのようなもの。寒いままだと固くなり、切れやすくなるから(いいすぎ!)、ストレッチや散歩、ラジオ体操で筋を伸ばして“しなやかゴム”に戻そう!

瞑想は布団に寝転がってでもできます。全身の力を抜いて腹式呼吸。今日あったことは右から左へ
受け流し、鼻から吸って口からゆーっくりはくことだけに集中します。寝てしまいますが。。

3.寝る前はスマホを手放しリラックスタイム

夜遅くまでスマホを見ていると、脳が覚醒して眠りが浅くなります。就寝30分前はスマホをがまんして。
中医学的にいうと、「冬は早く寝る、朝は遅く起きる」です。太陽の出入りと同じようなリズムが身体によいと言われています。現代社会ではそれは無理!と思いますが、
せめて23時にはお布団に入るようにしましょう。「遅寝は老ける」ですよ!


まとめ・結論

中医学では、巡りが悪くなる、滞るとその部分に痛みが生じると言われています。
季節や体調に合った食事を摂ることが若々しく元気に過ごすコツですね。温まるお鍋はいいですよ。
病気まではいっていない不調(未病)を治したい場合は、ご自身の体質タイプを調べて取り組むことが必要です。ご希望の方は個人相談を承ります。


冬の過ごし方は、春の元気をつくるための大切な時期です。忙しい毎日の中でも、上記のように
少しでもできるところから先人からの知恵を取り入れることで、
体も心も若々しく、笑顔で元気な春を迎えましょう🌸

⭐ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。ご参考になれば嬉しいです。
 これからも身体と心に効く情報をお届けします。
 よろしくお願いいたします。

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